遺書をみつめながら、飛鳥は、部室にいた。



死体をみたとき、彼女の顔は、幸せそうだった。






「この二年で、4人目・・・。学校も黙っちゃいられないわね。」



バタン!!


勢いよく、部室のドアが開いた。


「・・・加藤さん。どうしたの?静かにドアを開けてほしいわね・・。

 ただでさえ、部費がすくな・・」



「なんで・・?」




「え?」




「なんで、里田先輩は、自殺したんですか?あの作戦は、成功したのに!!

 まさか、先輩、あなたが・・・?」



飛鳥は、読んでいた遺書を、英和辞典に挟め、立ち上がった。