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女は、ふらふらの足どりで、歩いていた。
「あーあ、シャンぱーん!麻友、シャンぱーん!どこ行ったのよお!」
酔っぱらっていた。なにしろ、近くの高級バーで、閉店までぐびぐび酒を飲んでいたのだか
ら。
女は、やっと、マンションについた。
「マーくうん!ねえーマアくん。」
やっとの思いで電気をつけた。
「ふう、だーれもいやしない・・・。あの子、ちゃんと、稼いでいるのかしらねえ・・。」
すると、テーブルには、いくつもの写真があった。
「んん?だれーーってこれ、麻友とマー君?!」
女は、しゃがみこんだ。
「・・・こんなことって・・。あるの?!」