ほんとだったら、こんなことしたくない。
こんな、人を殺すようなことしたくない。
でも、こうしなきゃーー。いや、こうしなくちゃいけないのよ。
学校からの帰り道、戸田飛鳥は、墓地にいた。
墓に「千葉未来ノ墓」と刻まれている。
それを、右手でやさしくなでて、つぶやいた。
「ごめんね、未来ーーー。もう少し、かかりそうだわ・・。しっかりしなきゃねわたし。」
そうして、墓地を後にした。
墓は、飛鳥を悲しそうに見つめているようにもみえた。
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