…えーっと。
言うべき予定だったことをすべて言われてしまったあたしは、なんだか戦意喪失してしまって立ち尽くす。
…ど…どうしよう、この状況。
「な、何なんだ一体っ…どういう事だこれはっ!!!」
一人慌てているのは麗華さんのお父さん。
「な、何をしているんだ君も!早く麗華を追いかけたまえ!!」
「…一橋さん」
その時やっと新藤慧が、口を開いた。
「俺も麗華さんの意見に賛成です」
「なに?」
「自分の人生は自分で決めます」
そしてゆっくり立ち上がると、あたしの前に立って。
フッと一瞬微笑むと
グイッと肩を、引き寄せた。
「好きな女も自分で決めます」



