「どうするのって…」 新藤慧が呆れたように深いため息をつく。 だ、だってそうじゃん! まさか送ってくれるわけでもあるまいし… ってまさかそのまさかなの!? 「え!?送ってくれるの!?」 その辺の道に放り出して「勝手に帰れ」とか言いそうなのに!? するとグ、と一瞬言葉に詰まった新藤慧が 「…お前が道行く人を襲わないようにな。ボランティアだ!!」 「誰が襲うか」 ほんと一言余計だ…