「……まさか今日も補習出るつもり?」 「悪いかよ」 補習が始まって3日目。 なぜか毎日出席しているのは、ムカつくことに学年トップの成績を誇る新藤慧。 「あんたどんだけ数学好きなの?それとも暇人なの?」 「…まぁ、たまにはバカの気分も知っておこうと思ってな」 フフン、と意地の悪そうな笑い方。 「何でもいいけど後ろから間違った答え教えてくるのヤメてよね!!」 「うぜー黙れブス」