それからいつか出られるだろうと、テキトーに走り回ってみるけれど 「ここ広すぎ!!」 走れど走れど続く廊下にたくさんの部屋… 「なんなんだよっもう!!」 そう一人で悪態をつきながら、広間みたいなスペースに出た時だった。 コツ、コツ…と誰かが歩いてくる音に、銅像の影から現れたのはたくさんのスーツ姿の男の人達と 「……君は」 ふ、と立ち止まって目を細めるのは 「…こ、こんにちは…」 新藤慧のお父さん…