「やっぱ違うね」
いつの間に隣にいたのか、萩野さんがあたしを見て悪戯っぽく笑った。
「最近こなかったけど、喧嘩でもしてたの?」
「…いや…喧嘩っていうか…」
なんていうか…
「まぁー、よかった!」
そして大きく肩をまわす。
「お友達ちゃんがいるのといないんじゃ大違いだからさ」
「…そうですか?
別にあたしなんて…」
「いや、」
衣装を着替えた新藤慧が、萩野さんと話すあたしを見て目を細めた。
「全然違うよ。本当にね」
さぁっ撮影再開するか!と再びカメラに向かう萩野さん。
新藤慧は相変わらずあたしを見て眉間に皺を寄せたまま。
あたしも同じように眉をひそめてやると、フイッと目を逸らされた。
それを見て萩野さんがフハッと笑う。



