そっと目を開けると 「…調子のってんじゃねーよ」 なぜかあたしの頬をなぞるように撫でる奴。 その手はなんだか、すごく優しげで。 「…し、新藤け…痛っ!!」 すると突然、思い切りデコピンされた。 「ちょっ痛!痛い!!」 「うるせー大袈裟なんだよブサイク」 偉そうにそう言って座り直す奴。 「ほんと何なのアンタ!?意味わかんない!!」 「俺はお前程度の女に理解できる男じゃねーんだよ」 「はぁ!?」