「岡?」 「…あ、関口」 トイレから出たところで、バッタリ鉢合わせしたのは関口。 「楽しんでる?」 「う、うん。楽しんでる!」 …なんだか気まずくて、目が合わせられない。 「…そっか」 関口はそんなあたしにふっと笑うと 「あんま食べ過ぎんなよー!」 あたしの頭にポンッと手をのせて横をすり抜けていった。 …関口は、返事はいつでもいいって言ったけど。 そんな引き延ばしていいわけないよね… 考えなきゃ。 友情と恋愛の境界線は… どこ?