「慧様とハワイ…なんかいい響き」 隣ではうっとりしたきみちんが、ペラリと雑誌を捲る。 そこに現れたのは 見開き2ページで、デカデカとうつる新藤慧。 「!! 何それ!?」 「何って慧様」 うっすら微笑んでいる新藤慧は、相変わらず学校とは別人のよう。 くっきりした二重に長い睫毛。 と、不意に伏し目がちのアイツの瞳が脳内にフラッシュバック。 「…なんかアヤちゃん顔赤くない?」 「っは!?いいえ全然!?席戻ろーっと!!!」