連れてこられたのは校舎の一番すみっこの、階段の踊り場。 ようやく足を止めた新藤慧は、あたしの腕を乱暴にはなすと一瞥もあたしにくれず階段に腰掛けた。 「…ちょっと。 こんな所までつれてきて何の用?」 無言で、苛ついたように舌打ちをする新藤慧。 「何の用って聞いてんだけど!」 「別に用なんかねーよ、うっせぇな」 はい!? 「用ないなら何でつれてきたの!?」 「だから!…知らねーよそんなん!!」 声を荒げる新藤慧にイライラが募る。 逆ギレかよ!!