「な、何言ってんの関口」 「だって…なんとなく?」 「ありえないから! どーやったらそんな風に見えんの!?」 どっからどう見ても仲悪いでしょ。 「ふーん…だったらいいんだけど」 そして関口は不意に、足を止めた。 「関口?」 つられて立ち止まったあたしを、真剣な顔で関口が見据える。 「…岡。俺さ、中学の頃…」