君の心いただきます。




 ピッピッピッピッ―

 「ん~・・・」

 ピピピピッ ピピピピッ

 「うるさいなあ~」

 ピピピピピピピピピピピピピ―

 「もうっ!」

 私はしつこくなる目覚まし時計を止めた。

 「陽菜!あなた今日から中学生になるんだから、
1人で起きられるようになりなさい!」
 「はあ~い・・・」

 私は眠い目をこすりながら1階へ下りた。

 そう、私鈴木陽菜は今日から中学生。

 朝ご飯を食べ、髪をセットして制服に着替える。

 「じゃ、行ってきます!」