「キッチンで何してたの?」 気になって気になって仕方なかったあたしはもう一回聞いた。 真琴の持つお盆をガン見しながら。 真琴はあたしの寝てるベッドに腰かけ、お盆に乗せているものを見せてきた。 「小夏の家に来る前に買ってきたんだ。小夏好きでしょ?桃」 ニッコリ笑って切れている桃を見せてきた。 も、も、も、も、桃!! あたしの大好物の桃が綺麗に切って並んでる! パティシエが本格的に作ったかのように桃が円を描くように並んでる。 食べたい、物凄く食べたい。