顔赤くてもツンツンするし。
それがまた堪らなく愛おしい。



ツンツンするかと思って言ってみると、急に照れたりするし。



もう小夏の全てが愛おしい。



ツンデレの小夏だから、俺は甘えたくなるんだ。



つい肩に頭を寄せたり、時にはからかってみたり。



それでも小夏はツンかデレで答えてくれる。
デレの場合は膝裏を蹴られるけど。



小夏の何もかもが好きなんだ、いや、大好きなんだ。



しばらく座り込んで、顔の熱が治まるのを待っていたけど、熱は治まりそうになくて…



俺は誰にもこの顔を見られないように下を向いて家に帰った。



【side end】