パツ子と甘えん坊くん。




いくらなんでも初対面で小学生というのは酷すぎる。



世の中には身長伸ばしたくても伸びない女子中学生だっているんだから。



まぁ、今となってはあの出会いによってこうして真琴といられる訳だし。



今はさすがに思い出として頭の隅にしまってある。



当時はかなり腹立ったけど。



「…小夏、あの時のことまだ怒ってるの?」



真琴が申し訳なさそうにあたしの顔を覗き込んできた。



捨てられた子犬みたいな目であたしを見てくる。



いつもは甘えてきて可愛い真琴だけど、このシュンとした真琴も可愛い。



この顔を見れればあたしは満足。



可愛い真琴につい甘えたくなって、真琴の肩に頭をくっつけた。



「今はいい思い出だから、怒ってないし」



真琴の顔は見ずにふっと笑う。
あたしの表情を見たのか真琴はあたしの頭を優しく撫でた。



そして真琴もあたしの頭にコツンと自分の頭をくっつけてきた。



身長差が激しいせいか、真琴の身体はかなり反れてる。