そして彼は笑顔で振り返った。
ま、眩しい…
「家はこの上?トレーニングついでに荷物持つよ」
え、なんで!?
見ず知らずの女の子の荷物を持ってくれるの!?
なんか老人の荷物を持ってあげるような言い方。
優しいけど、なんか腹立つ。
「…別にこれくらい持て…!?」
なんかイラっときて彼から買い物袋を奪おうとした勢いで、あたしはまた転んでしまった。
お尻がぁぁぁぁぁっ!!
パンツ破けるよ、この痛さ!!
その横で彼はクスクス笑ってる。
「わ、笑うな!バカ!あたしだって転びたくて転んでるんじゃないんだから!」
つい出てしまった、ツン。
全くの初対面の相手にツンを出してしまった。
…ムカついたよね、きっと。
あたしは下を向いた。
あたしのツンはからかわれたり、しつこいって言われたりする。
この人もきっとあいつらと…



