パツ子と甘えん坊くん。




「忘れるわけないよ。毎年冬がくる度思い出してる…」



あたしと真琴が出会ったこの石畳の階段。



雪の積もったこの階段を見る度に真琴との出会いを思い出す。



あれは素敵な誰もがキュンとしてしまう出会い…



なわけない。



あたしは真琴に腹黒い笑みを向ける。



「真琴に言われたあの言葉はずっと忘れないよ、あたしは」



この言葉にいつも笑ってる真琴の顔が大きく引きつった。



「だ、だからあれはごめんって!だって出会ったばかりで誰なのか分からないよ!」



涙目で訴える真琴。
そうトロンとした目であたしを見たって許さないから!



そう真琴と出会った日は…