もう外は日が短いせいか暗くなり始めてる。
まだ夕方なのに。
するとピンポーンと家のインターホンが鳴った。
もしかして菜緒が今更手袋のないことに気付いて取りに戻ってきたのかな?
そう思ったから菜緒の手袋を持ってモコモコしたパーカーを身に付ける。
「小夏ー!!アンタに客ー!!」
お母さんが一階からあたしの部屋に向かって叫んだ。
やっぱり菜緒だ。
全く、ガツンと「忘れんな!バカ!」って言ってやろう。
急いで階段を下りる。
玄関に並んでた靴を適当に選んで履く。
ガチャッと玄関を開ける。
「…菜緒!手袋忘れんな!バ…カ…」



