こうして午後には質問攻めの嵐は去った。
つまり菜緒が帰ったということ。
菜緒は最初、「バ彼氏のことたくさん聞くからねー!!」
とか言っときながら、結局はハゲ太のことばかり聞いてきた。
最初からハゲ太のことを聞きたいのならそう言えばいいのに。
まぁ、彼氏の過去を聞きたくなるのは分かる。
あたしも真琴の小学生の時とか気になっていっぱい聞いたことあるもん。
真琴はその度に「今とそんなに変わんないよ?」とか言ってごまかしてたけど。
でもいい。
真琴のことは中学から知ってるし。
それから菜緒は聞くだけ聞いて満足したのか、帰って行った。
この寒い真冬に手袋を忘れて。
何か足りないって感じて戻ってきてもない。
ひょんなとこで抜けてるな、菜緒は。



