しかもタンスの上。
取れるわけないでしょ!
ジャンプしても背伸びしても取れるわけなく、あたしは息を切らしてその場に座り込んだ。
それを見ていた真琴はツボにはまったらしく、お腹を押さえて笑ってる。
何が可笑しいんだ!
ヒトが真剣にスマホを取ろうとしてるというのに!
頬を膨らまして真琴を睨む。
あたしの視線に気付いた真琴は謝りながら、スマホをタンスの上からとった。
真琴の行動を睨みながら目で追う。
真琴は笑い過ぎて痛くなったらしいお腹を押さえて、ベッドの上に座った。
そして脚を開いて脚と脚の間のベッドをポンポンと叩く。
「…小夏、おいで」



