乾かしてもらってる間、特にすることもなかったから、観覧車で真琴から貰ったペアリングを眺めていた。
あの時はすごく嬉しかった。
貰った後は涙が止まらなくて、そのせいで目も腫れた。
でもこの腫れは嬉しい腫れだな。
ペアリングなんて人生で初めてだ。
しかも大好きな真琴とのペアリング。
嬉しすぎて鼻血が出ちゃう。
なんて考えてると真琴があたしの前にやって来た。
「小夏、目閉じて?」
ん、目?
閉じればいいの?
よく分からないまま目を閉じる。
するとドライヤーの熱風が前髪にあたった。
あ、前髪乾かすためね。
当たり前だけど、なんだか期待してたあたしが恥ずかしくなった。



