パツ子と甘えん坊くん。




あたしはモコモコの寝巻きを着る。
フードに耳が付いてて、一目惚れして買った冬用の寝巻き。



そして階段を上って、真琴の部屋に入る。



「真琴?ドライヤーって…」



部屋のドアを恐る恐る開けながら顔を出す。
するとそこにはドライヤーを持っている真琴が。



「小夏の髪、一度乾かしてみたくて」



もしかして先にお風呂入った時に持ってきてたな、こいつ。



もうコンセントにスイッチを入れてスタンバッてるから、あたしは真琴に髪を乾かしてもらうことに。



「ふっ、小夏の髪細くてサラサラしてる」

「ご、ゴワゴワだ!バカ!」



咄嗟に出たツンだけど、なんか微妙な言葉になってしまった。



真琴は、「ゴワゴワってなんだよ」って言いながらあたしの髪を梳いている。



あたしも自分で言っといて段々可笑しくなってきて、笑った。