「…小夏、俺からもプレゼントがあるんだ」
え?真琴からあたしに?プレゼント?
一文をはてなで細かく区切る。
それほどいきなりすぎて驚いてる。
だって今日は真琴の誕生日であって、それ以外は特に記念日も況してやあたしの誕生日ではない。
あたしの返事を聞かずに真琴はズボンのポケットから何かを取り出した。
そしてあたしの右手をとった。
「いつかね、小夏とこれを付けたいなって思って買っておいたんだ。最高に幸せって思った時に小夏に渡そうと思ってた」
真琴は優しい手つきで、あたしの右手薬指に何かをはめた。
こ、これって…
「…ペアリング?」
真琴の方を振り向くと、真琴はうんと言って頷いた。
細めのシンプルなシルバーの指輪があたしの右手薬指にはまっている。
サイズも丁度いい。



