すると真琴は満面の笑みであたしを見た。
「小夏、俺の誕生日プレゼント今年"も"ないの?」
真琴は腹黒い笑みのまま、「今年も」の"も"を強調した。
去年のこと引きずってる、絶対。
去年は真琴がめちゃくちゃ楽しみにあたしからのプレゼントを期待してたのに、あたしが忘れたという事件があった。
それで始まった、真琴の誕生日は真琴のしたいことに従う制度。
でも今年は去年とは違う。
あたしは真琴から自分の鞄を取り返した。
「…ちゃんと用意してある、バカ」
小声でツンデレて、あたしは鞄を漁る。
今年はちゃんとプレゼントを用意した。
「い、一日早いけど、誕生日プレゼント」
真琴に綺麗に包装されたプレゼントを渡す。
真琴は頬を赤くして嬉しそうだ。



