パツ子と甘えん坊くん。




あたしは涙を拭くことが出来ずに、ただ涙を流した。



すると隣にいた真琴は立ち上がって、あたしの前にしゃがんだ。



カプッ



あたしの持ってたソフトをあたしの口に入れた。



あたしは訳分からず驚いて顔を上げた。



真琴は微笑んであたしを見ていた。



「…俺は小夏が楽しそうに笑っていれば、それだけで楽しい。
小夏が楽しいならどんなことだって俺は笑っていられる。
だから小夏は考え過ぎずに、楽しめばいいよ。
小夏の笑顔が見れれば俺は満足だから、ね?」



真琴がニコッと笑ってソフトクリームを頬張る。
真琴の笑顔を見たら、自然と涙が止まった。



腫れた目を見られたくなくて、下を向いてソフトクリームを食べる。



真琴はあんな風に言ってくれたけど、あたしだって真琴が笑っていればそれだけで楽しいよ。



でもあたしばっか乗りたいの乗ってたら不平等じゃんか。



真琴はソフトクリームが食べ終わるまで、あたしの前にしゃがんでいた。