パツ子と甘えん坊くん。




ソフトクリームを食べないあたしに気づいた真琴は、下を向くあたしの顔を覗き込んできた。



「…小夏?どうしたの、お腹いっぱいだった?」



こんな時にも真琴はあたしを心配して、優しくしてくれる。



誕生日デートだから心配かけたくないのに…



涙が止まらない。



あたしはいつの間にか目からポタポタと涙を流した。



真琴は目を見開いてあたしを見てる。



「…こ、小夏?具合悪いの?」



口では答えられなくて首を横に振る。
持ってるソフトクリームが溶けてきている。



アイス溶けちゃうよ?
なんて真琴は言っているけど、あたしはそんなの気にしてる場合じゃなかった。



「…ま、真琴はこんなにあたしに気遣ってくれてるのに…なのに…
あたしは…真琴が楽しんでるか…なんて気にせずに…自己満足で楽しんでた…
今日は真琴が…主役なのにぃ〜…」