「担任戻った」
「いい加減名前を覚えろ!」
名前・・・
「嫌だ  担任は担任だろ」
それ以上の何者でもない
「喝入れんな」
「・・・
 ほら、一ノ瀬も、鴨川も座れ」
「・・・・」
         side悠
何なんだ
あいつ・・・
鴨川朱理・・・
噂に聞くほどバカ・・・
でも・・・不意に・・・
ドキっとした・・・
なんだ・・・
どうした・・・俺!
鴨川は、あいからわず口はたっしゃだ
でも・・・「一ノ瀬」
あいつの口から出たとき・・・
何かが変わった・・・
この、肌寒い季節に、スーっと、体が冷えた・・・
なんなんだ・・・俺
病気になったか・・・
なんて考えてたら、
休み時間・・・
「鴨川・・・」
あ?って顔でこっちを見る・・・
「あんだよ」
「いや・・・」
一ノ瀬・・・って・・・呼んで欲しい
「あんだよ、キモいな」
はぁぁ、なんでこう・・・
毒舌なんだか・・・