小鳥は空に恋をした。
あの、大きくて、全てを優しく包み込んでくれる空に。



でも、それは決して叶わない恋だった。
してはいけない恋だった。



―――知っている。
叶わない事は知っているよ。
知っていても、この気持ちは止められないんだ。



だから、私は飛び続ける。
少しでも、あなたの側にいたいから―――