つい勢い余って“好き”と言ってしまった事に
そこで気付いたが
どうせ振られるんだからどうとでもなれ、と

「……だから好きなの!
好きになっちゃったの!三浦南朋が!」


と自棄になって言い、ギュッと目を閉じた


“さぁ、振るなら早く振ってくれ”

なんて思っていると


「……こないだの朝のアイツは…?」

と予想外の事を口にするので
“え?”と目を開けると


三浦南朋が依然として璃子の肩を掴みながら
真剣な目を向けている