や、やってしまった……

と恥ずかしくなったが
先ほどのノムの言葉を思いだし、もう璃子は止まらなくなった


「……~っとにかく!
私、あの日の事忘れてなんかやらないんだからね!!!

…嫌なら1本くらいちゃんと決めろっ!」

と真っ赤になった顔で叫ぶと


周りがみんな璃子を見ていて
何ともいたたまれない気持ちになり

そこでギャラリーを掻き分けて校舎へと走った