ーーー“やっちゃん”は璃子が小学4年生で
淳平が3年生の頃に近所の公園でよく遊んでいた子で、小学校は違ったが仲は良かった記憶がある

かくれんぼをしたり、水遊びをしたり……


しかし、やっちゃんは夏休みが終わる頃に遠くに引っ越してしまったのだ

出会ったのは冬休みだったので遊んでいたのは約半年間だけだった


そういえば最後お別れの時にやっちゃんが

“また絶対会いに来るからねっ!
りーちゃんその時は……”


璃子は、その続きがいまいち思い出せず
うーん……と悩むがやっぱり思い出せず

こりゃ、もう思い出せないなと思ったので



「……寝よ」

そう呟き、眠りについた