「あたっ……!」

つぅー……と女らしくない声を出す璃子に


「ったく、お前は何してんだよ」

と、三浦南朋は額に片手を当て
困った様に笑い、うんざりした声で問いかける


璃子が避けていたので約1ヶ月ぶりに向けられた言葉に少しドギマギしたが


「……合コン」

胸辺りまである髪を下げながら呟く


その直後、三浦南朋の溜め息が上から聞こえ
璃子は何やってんだろ自分……と嘆き始めた


少しの沈黙の後、三浦南朋は璃子の垂れ下がっている髪をすくって優しく耳にかける

その行動に思わずビクッと顔を上げると


「これもアイツらの為…か……」

と璃子の頬に手をあて眉を下げると
口元に若干笑みを浮かべながらボソッと呟いた