そしてその後に榊の家へ行く予定だったが
璃子が断ると、榊が家まで車で送ってくれた
「本当にごめんね?
家でちょっと仕事片付けちゃいたくて……」
「いや……無理しすぎちゃダメだからな。
あと、璃子に話があったんだけどー、
……来週空いてる日ある?」
「えっとー、木曜……木曜日空いてるよっ!」
手帳を見ながらそう言うと
わかった、と言い助手席に座っている璃子に
キスをした
「じゃあ、木曜日は会社まで迎えに行くから
俺の家で話そう」
「え、家で?」
「大切な話だからさっ、じゃあ」
「うん、わかった!
わざわざ送ってくれてありがとう。
おやすみなさいっ」
と車を降りて手を振った
そして12階建ての自宅マンションに入り
エレベーターの中で額を押さえた
何で……何でっ……
たかが似てる人なだけなのに……
何でいつまでも私の中にいるのよ……
8階で降り部屋に入る
しかしその夜は仕事なんか手に付かず
休憩を繰り返し
ソファーの上で夜を明かしてしまった

