私、恋愛初心者なんですが。



ーーー……え?


丁度横断歩道の真ん中辺りで璃子は
立ち止まって振り返る
だがもう人が溢れていて見えなかった


……今の…今のって?
……いや、そんなはずないか…

彼は…ここにはいないはずなんだから……


何故か焦る気持ちを押さえ
璃子は榊の待っているカフェへ向かった

連絡を入れる事なんてもう忘れていた




「ごめんっ!遅れちゃって……」

「いや、大丈夫だよ。
俺も今来たとこだし、仕事お疲れ様。
璃子は何飲む?」

「えっとー、甘いやつっ!」

「ははっ、超アバウト……
うーん…キャラメル系でいい?」

璃子がそれに頷くと
榊は席を立ち、オーダーをしに向かった