それからというもの
榊との付き合いは順調だった
映画を観に行ったり
お酒を飲みながら仕事の愚痴を言い合ったり
長期休みには2人で旅行へ行ったり……
璃子はそんな日々に心から幸せを感じていた
これからも一生、続くものだと思っていた
ある日の金曜日、今日は外で榊と待ち合わせて
そのまま榊の家へ泊まる
「やばいなぁー。間に合わない……」
腕時計を見ながら呟く
今は信号待ちをしていた
待ち合わせのカフェはここから10分余り
そして青に変わって歩き出すが
オフィス街ということもあり
人が多くて歩きづらい
ダメだな……やっぱり連絡してーーー

