それから起きると璃子は保健室にいた

あれ?保健室?
寝惚けながら立ち上がりカーテンを捲ると


「あら、起きた?
具合はどう?水沢さん」

と保健のおばちゃん先生が声をかける


私……?どうして保健室に?
顔を傾け怪訝そうな顔を向けると


「覚えてないのかい?
いやー、青春だったわよー!!」

と興奮気味に言う


“まさか三浦くんが女の子をお姫様だっこで
運んでくるとはねぇ~!”

おばちゃん先生は顔に手を当てながら言う


「……お、お姫様だっこおぉぉ?!」