璃子は何も知らないの一点張りで何も話さないが、最近何やら古いイルカのキーホルダーを
身に付け始めた

「璃子、それどしたの?」

「あぁっ!これ?
これはー…………。か、可愛いでしょっ?!
も、貰ったの!」

明らかに動揺し、目が泳いでしまっている


はっはーん……
気付いちゃったわよ。

そしてそのキーホルダーを見て璃子は
よく1人で百面相している

微笑んだり、不貞腐れたり、悲しんだり……

……こりゃ、三浦くんの置き土産か…
三浦くんも酷いことするなぁ…

もういないってのに期待させちゃって……全く


ふと、璃子を見ると今日はキーホルダーを
愛しそうに見つめていた