「……やっぱりな。」

メイド姿の璃子がヤンキーみたいな奴等に
絡まれていた


「おっ!姉ちゃん可愛いわ~」
「まだお肌が若いねえ」
「彼氏とかおるの?」

などと言いながら1人が璃子の手を握っている

璃子が何とか笑顔で振り切り奧へ消えたのを
見計らって俺は笑顔でそいつらに近付いた


「……お客様
今日はどうしてここへお越しになったのですか?」

「は?兄ちゃん何やの?」

「……このクラスの者です

「あぁっ……何やさっきの姉ちゃんの事
ちゅきなんですか~?このガキは」

「……お客様、銀翼をご存知ですか?」

「知ってるわっ!
まだ中学のガキがここら一帯の総長片っ端から潰していったって大騒ぎになったからなぁ…
まるで銀の翼のように早いストレートのパンチから銀翼ってーーー」


そしてそこでにんまりと笑顔で
俺は自分の顔を指差す