「じゃあ、言ってくれたら良かったのにっ!」


「だって俺だけ覚えてんのも
癪だったし……そんで簡単に俺、また好きになっちゃったし……」


「……もうっ…
でも、これ見てちゃんと思い出したのっ!」

と言ってイルカのキーホルダーを差し出す


「……見てから思い出されてもねぇ……」

「でも……あの約束まだ有効でしょ……?」


「……ちょっと遅かったな…」

「何でよっ……どうしてーーー」

「だって俺、明日にはロンドン行くし

……ブロンド美女たくさんいるし……


……だから、お前の事なんか……」