ほぼその言葉と同時に
笑顔だった三浦南朋が、周りの女の子達を振り切りガタッと席を立った


来る、来ている、こっちに

少しだけ不敵な笑みを浮かべ
歩んでくる三浦南朋に対し

何故か璃子はパニックになり
また廊下に駆け出す


ああ、もうまた?デジャブ?
なんて考えながら走ったがすぐに追い付かれ
三浦南朋に腕を引かれ、空き教室に入った


入ると三浦南朋は後ろを振り返り
扉を閉め、そのまま璃子は扉と三浦南朋にがっちりと挟まれた