「あぁー……今日も寒いなぁ……
やっぱり休みたいなぁ……

会いたくないなぁ……」


そんな小言をぶつぶつ言っていると
学校へ着いてしまった


「璃子っ、おはよう!」

「へっ?……あ、恭子か」

「何よ、恭子かって……それより昨日ーーー」

「……昨日ね、
……駄目……だったんだよね…へへっ」

璃子がそう言うと恭子は何も言わずに
背中をポンポンする



「……よしっ!
璃子、次行くよっ!次っ」


「……次って何よーっ
もうちょっと感傷に浸りたいんですけど。」

「ちょっと華の女子高生が何を言ってんのっ
人生なんてあっという間よ?

……失恋なんて何回もするもんなんだからっ」


恭子に励まされているのがわかり、
璃子は暖かい気持ちになった