「あーっ!寒い、寒いよっ」 「ちょっと璃子っ 寒いって言うと余計寒いっ」 「だって寒い……」 季節はいつの間にか冬へと変わり終業式まであと1週間 璃子は今日も恭子とバイトへ向かっていた 手袋もマフラーもしていても寒い季節だ だが、この季節はケーキが売れて バイトは本当に忙しい そのおかげで三浦南朋の事も少しずつ 和らいでいっていた……