それから夕飯のあと、お風呂に入り
ベットに転がる


あぁー、至福の時……

と思いながら濡れたままの髪でキンキンの炭酸を飲みながら漫画を読んだり、ドラマを見たりするのだが


今日は違う

今日はー…と思い返すだけで
璃子は顔が赤くなり枕を抱き締め
手足をばたつかせた

ーーー覚えているのは
三浦南朋の伏し目、少し当たる鼻先、ふわふわっとしている茶色の髪が璃子の額に触れたこと

そして……


はぁー……
ますます三浦南朋がわからなくなった

今までは正直、ノムの友達としてしか見ていなかっ

しかしキスをされたら意識せずにはいられない


あの後は璃子は三浦南朋の胸のあたりを
思いっきり押し、ビンタをお見舞いしてやった

俯く三浦南朋を余所に教室まで走り、
色々聞いてくる恭子には全て激しく首を横に振り、何も答えず
午後の授業でやたら見てくるノムは無視し、


そのまま帰りのHRが終わると教室を飛び出し
……今に至る