すると三浦南朋は璃子に見向きもしないで 歩きだし黙ってついていくと 近くの河川敷に着いた もうだいぶ辺りは暗く 街灯の明かりが灯っているだけだ そして三浦南朋が川辺の芝生に腰を降ろしたので璃子も隣に座ると 三浦南朋が川の方を向いたまま話し出した 「俺ら、別れよう」