その言葉を聞き余計に涙が溢れる


そんな璃子に三浦南朋は何かを言いかけたが
口を紡いだ

そして璃子に触れようとすると


「……もう、いいっ!!!」

と三浦南朋の手を払って人混みを掻き分けて走っていった





そんな璃子を追いかけずに1人溜め息を吐く


「璃子…

ごめん、ごめんな……」



ーーーぐっと拳に力を入れながら言った三浦南朋の呟きはお祭りの音に、夜の闇に消えていった