そして耐えきれずに泣いてしまうと 「……はぁ。何してんだ、てめぇ」 と声が聞こえ見上げると三浦南朋がいた 「……んだよ、まじでいたのかよ」 とそそくさと人混みにヤンキーは逃げていった ーーー 「……ひっく……ぅー……」 「ごめんな。もう大丈夫だ」 と泣いている璃子を抱きしめ頭を撫でてくる いつもだったらその腕が暖かくて心地良いのだが今日は違った 三浦南朋から甘い香水の香りがしてきたのだ そして璃子は益々、疑惑が膨れ上がる 少なくとも“千秋さん”は三浦南朋と抱き合う仲なのだ