また頭がショートする

あぁ、今日何回目だ……などと考えて
璃子が怪訝そうな表情を見せると


三浦南朋が璃子の肩に手を置き
私を立たせ、そのままふわりと風が吹くように後頭部と腰に手をあてられ引き寄せられた


ーーー抱き締められてる?
その事態に気付いたのは抱き締められてからどのくらい経ってからだろうか?

あまりに自然な動きに流されるままであった


「あ、あの、みう……ら、なお?」

やっと覚醒してきた私が声をかけると


「ハイ、時間切れ」



三浦南朋は体を離し、
少し意地悪な顔を浮かべ


ーーー私にそのままキスをした