そしてパッと気付いた

「今走ってきたからじゃん、ハハハッ」


それにいくら私でも、あんなイケメンに言われたら動揺くらいするっ!


だんだん冷静になってきて
これは多分あの3人が仕組んだドッキリだ、
と解釈し、こんなに焦っていた自分が恥ずかしくなりしゃがみこんだ


「あー、もうっ冗談きっついよ、恭子ぉー。」

しゃがんで頭を膝にくっ付けながら言うと



「冗談じゃないよ?」

「だーかーらー、冗談な……」


冗談なの!と言おうとして
驚きながら顔をあげると

同じようにしゃがみながら
こちらを見つめている三浦南朋がいた



「俺、冗談言ったつもりないけど?」